先日子供とハードオフに行ったときに、懐かしさを感じてファミコンとスーパーファミコンを購入しました。そのときに購入したいくつかのカセットが起動しなかったため、復活させるために行った作業のメモです。
概要
ハードオフで購入したファミコンのカセットを起動したところ、緑の画面が表示されるだけでゲームをすることができませんでした。
何度か挿し直しても改善されなずに緑の画面から改善されませんでしたので、復旧を試みてみます。
使用したもの
無水エタノール
「量が多い!」と思われるかもしれませんが、消毒、キッチン周りの油汚れの清掃やお風呂のカビ除去などにも活用できますので、買っておいても損はしないと思います。
クリームクレンザー
無水エタノールだけでは起動しない場合に使用します。
接点復活剤
ここでは接点の保護に使用します。
Nintendo Switch の Joy-con の修理にも利用できます。
綿棒
詳細
起動画面が乱れていたり、今回の様にまったく表示されない問題の多くは、カセット側の端子の汚れにより接触不良を起こし、正常なデータの読み込みを行えないことが原因で発生しています。
なので、ここではカセット側の端子の汚れを取り除いて復旧を試みます。
そんなときに役立つのは「無水エタノール」「クリームクレンザー」「接点復活剤」「綿棒」の4つです。
無水エタノールとクリームクレンザーはドラッグストアであればどこでも手に入ると思います。
まずは無水エタノールを綿棒に染みこませます。
端子の部分をその綿棒で優しくこすります。
すると見てください、少しこすっただけでもこれだけの汚れが綿棒につきます。
これがある程度取れるまで、繰り返し端子の掃除を行います。
ある程度きれいなったら、起動できるか確認します。
今回は無水エタノールでの清掃だけで無事復旧出来ました。
もし、無水エタノールだけで復旧出来な買った場合は、少量のクリームクレンザーを綿棒につけ、端子の部分を優しくこすります。
無水エタノールでとれなかった汚れをクリームクレンザーで削りとるという寸法です。
クリームクレンザーでこすった後は、無水エタノールを染みこませた綿棒で残ったクリームクレンザーを取り除きます。
ほとんどの場合はこれで復旧出来ると思います。
最後の仕上げで接点復活剤を端子部分に塗ります。
端子が油膜で保護されて腐食しにくくしてくれるため、接触不良を起こしにくくなります。
ただ、関係のないところに付着しないように気をつけてください。絶縁されているところに付着すると、予期せぬ動作を行ってしまい故障する可能性があります。
ちなみに端子に付いた汚れの正体についてですが、カセットを抜き差しするたびに、目に見えないレベルで端子が削れていまして、その削れた粉や埃などがたまったものが端子の汚れになります。また、昔は接触が悪いと端子部分に「フーフー」と息を吹きかけたり、直接端子部分をなめたりする人もいました。なので、この部分には素手で触れないことをおすすめします。
おわりに
画面が乱れたり、まったく写らなかったりしたときの復旧方法でした。
これでも復旧出来ない場合は、基盤そのものが故障している場合がありますので、諦めるしかないと思います。断線している箇所を見つけられたら配線し直すことで起動する場合もあるかもしれません。